花束みたいな恋をしたではたっくさんの名言や共感できるセリフが登場しますよね。
心に残るセリフが多く、映画を観た後に余韻に浸り感想を読み漁っていました……。
映画を観た方にとって心に響いたセリフを復習したいですよね。
この記事では、花束みたいな恋をしたの名言&私の個人的なセリフを紹介していきます。
花束みたいな恋をしたの名言をまとめて紹介!
女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見る度に一生そのことを思い出しちゃうんだって
マーガレットが映った写真を見て麦が絹に聞いた言葉。
また、まさに作品のタイトルにもかかってくる、重要な台詞ですよね。
絹は麦に花の名前は教えませんでしたが、マーガレットを見た時、絹のことを思い出すのではないかなと思います。
結局、絹と麦は別れてしまいましたが、マーガレット以外にもふとしたタイミングで思い出してしまう思い出が沢山あるのではないでしょうか。
それこそ花だけでなく、宝石の国を本屋で見かけた時、天塾鼠をテレビを見かけた時、お店できのこ帝国のクロノスタシスが流れた時…
そんな瞬間にお互いのことを思い出さずにはいられないですね。
エンドロールを見ていた時にこの台詞とタイトルの繋がりに、そういうことだったのかと感心してしまいました。
この台詞自体もとてもロマンチックで、ずしっと心に残っています。
好きかどうかが合ってないときに考えている時間の長さで決まるなら間違いなくそうで
絹と麦がデートを重ねているけど、付き合っていない時の絹の言葉。
好きかどうか自分でははっきりわかっていない曖昧な状況でも、その人のことをどれだけ考えているか、それに気づいた時に、こんなに好きなんだ、と気づく感じにキュンキュンしますね。
片想いの時ってLINEの返事が返ってくるのを待ったり、次会える日を楽しみする時間がもどかしくもあり、楽しくもありますよね。
始まりは終わりの始まり
始まりは終わりの始まり。
出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティのようにいつか終わる。
だから恋する者たちは好きな物を持ち寄ってテーブルを挟み、お喋りをし、その切なさを楽しむしかないのだ。
絹が愛読していた「恋愛生存率」というブログを書くめいさんの言葉。
出会いは偶然、別れは必然と分かっていても、終わりを意識しながら過ごすことってなんだか刹那的ですよね。
全ての出来事には終わりがあると改めて思い知らされました。どんなに相手のことがすきでどんだけ相手に尽くしたとしても、結果が良くなっても悪くなっても結局何事も終わりがくると実感させられ、すごく心に刺さります。
また、恋愛だけでなく、色々なことに繋がる言葉だと感じたし、自分は永遠だと思っていてもそうではなく終わりに向かっているのかもしれないと考えさせられる言葉だな思いました。
恋愛は終わりを意識しないまま始まると思うけれど、絹は始まりから終わりを意識していたのか、無意識に頭の中にあったのか。
せつなくなるけれど、少しそんな俯瞰した気持ちは心の隅に置きながら、過ごすことでより大切になる時間があるのかなと思います。
こういうコミュニケーションは頻繁にしたい方です。
絹と麦が押しボタン式の信号の前で始めてキスをした後に絹が言った言葉。
本当にかわいらしいし、言われたいセリフですよね。
このセリフのシーンを予告で何回も見ていたので映画を観た時に何だか照れくさい気持ちになりました。
また、キスした後の、麦の「サンキュー押しボタン式信号」の心の声も良かったですよね。
花束みたいな恋をしたの好きなセリフをまとめて紹介!
好きな言葉はバールのようなものです
麦が自己紹介の時に言った言葉。
ちなみに絹の好きな言葉は「替え玉無料」という女子らしからぬところもたまらない。笑
どちらも個人的にとっても好きなセリフ。笑
自己紹介で好きな言葉にバールのような物を言えちゃうセンスぶっ飛んでいて素敵ですよね。
ニュースとかでよく言われるバールのようなもののようなもの気になっていたので、絶妙なセンスでそんな自己紹介されたら個人的に気になってしょうがない存在になりそうです。
まだ上書きしないで
麦と絹が長い長い夜を過ごした次の朝帰り。
実家に帰った絹が家族から話しかけられているときに耳を塞ぎながら心の中で呟いた言葉。
自身が幸せなことがあった日の帰り道に他者によって嫌な気持ちになるとき、幸せが薄れていくような気持ちになっていましたが、ああ、これは別の感情が上書きされるということなのか、と気づかされました。
僕の人生の目標は絹ちゃんとの現状維持です
麦の就職が決まり、絹とベランダで話している時の麦のセリフ。
そう言ってくれた麦の一緒にいたいという気持ちが伝わってきて幸せな気持ちになれますよね。
唯一無二の存在は君だと、僕の隣にいるのは君だとはっきり言ってくれているのが素敵。
ただ、現状維持と聞くと今まで通りを続けていくことで簡単のように思えますが、変わりゆく世の中の中で現状維持ほど難しいことはないですよね。
麦と絹が現状維持を本当に達成できていたのなら、おじいちゃんとおばあちゃんになっても仲良く手をつなぐような夫婦になっていたのでしょうか。
ただ、いずれお金の問題にぶつかってしまい、カルチャーを手放さなくてはいけない時期がきて、カルチャーで繋がったカップルの別れは必然だったのかな…と思います。
好きで一緒にいるのになんでお金ばっかりになるんだろう
今までは同じ学生で当たり前のように仲良く楽しく自由に過ごしてきた時間がやはり社会人となると一転し考え方も変わります。
学生時代と社会人の恋愛は違うものでした。相手の事をどれだけ思いやれるかが大切で考えさせられる台詞だと思いました。
またハードルを下げるの?
別れたくないという麦に対して絹が言ったセリフ。
「また、ハードルを下げてこんなもんなのかなって暮らしてそれでいいの?」というセリフが大人になって夢を諦めたり、現実を見て人生の選択をしてきた人にも刺さったのではないでしょうか。
(私はめちゃめちゃ刺さりました。)
そのあとのきらっきらした若いカップルがまぶしかった上に、麦と絹がくすんで見えてしまいましたね…。
まとめ
以上、花束みたいな恋をしたの名言&好きなセリフの紹介でした!
カルテットや最高の離婚の脚本も書かれた坂元裕二さんの脚本の作品で、セリフ一個一個でリアルですよね。
自分に問いかけられているのではないかと思ってしまうセリフも多かったです。
麦と絹は別れてしまったけど、タイトル通り花束のような恋だったのではないかなと思いました。
たくさんの思い出を胸に元気で幸せにいてほしいですね!
花束みたいな恋をしたの余韻に浸っていて、もう1度楽しみたい!!という方には何回も繰り返し読むことができるノベライズもおすすめです!!
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